水力発電

水力発電は、水を利用した発電方法です。水力発電は、高い位置にある水を低い位置にある発電機に流し込むことで発電を行っています。水資源が豊富な日本では、古くから水力発電がさかんに行われてきました。
以前は、大きなダムでしか水力発電を行うことが出来ませんでした。しかし、技術開発が進められ、河川や農業用水や上下水を利用した比較的小規模な施設でも水力発電ができるようになりました。これにより、水力発電がより広い地域で利用されるようになりつつあります。

JFEテクノスの水力発電

JFEエンジニアリング グループの蓄積した技術をもとに水力発電所の計画、設計、施工 水車発電機の搬入、据付まであらゆるニーズにトータルでお応えし、町の営農支援や、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」や持続可能な社会の実現に貢献し、電力の地産地消を目指します。

プロジェクト事例

福島県 双葉郡 浪江町 「大柿ダム」

福島県 双葉郡 浪江町 「大柿ダム」

概要

本発電所は、福島県双葉郡浪江町にある大柿ダムの農業用水を活用した水力発電事業として、2023年4月から建設を進め、大柿ダムに1,401kWの水車・発電機を設置し、ダムの水位差による水圧を利用して発電するもので、発電した電力は全量「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」を活用して売電します。
町の営農支援や、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」につなげます。

課題

農業用ダムの施設内に水力発電所が建設されるのは相双地方で初めての試み。
灌漑用ダムのため運用に支障がないような工程調整が必要。

ご提案内容

  • ①既設水圧鉄管への分岐管接続
    灌漑及び河川維持放流用の水圧鉄管のため、水を止めるにあたっては非灌漑期及びダム上部の洪水吐ゲートからの河川維持放流ができる様に最大貯水量まで貯めてからの放流。
  • ②灌漑期運用と同時並行での水車試運転
    水車での各種試運転実施にあたり、ダム側での流量調整や放流停止のタイミングを調整し灌漑運用と同時並行での実施。

納入システム概要

納入システム概要
納入システム概要
  • 1機器製作

    フランシス水車(反動水車)・発電機(3相同期発電機)・
    発電機制御盤・所内盤・発電機盤・連系盤・直流電源装置

  • 2設置・試運転(灌漑期運用と同時並行での水車試運転)
  • 3電気設備工事
  • 4建築土木工事

お問い合わせ

水力発電に関するお問い合わせ

エレテック事業部

〒230-0045 横浜市鶴見区末広町二丁目1番地

TEL 045-505-7365

FAX 045-505-7838